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脂肪吸引術後の食事指導で脂質プロファイル改善

脂肪吸引後の体重管理に対する食事指導の効果を検討した研究結果が2月1日、「The Journal of the Pakistan Medical Association」オンラインに掲載された。

今回の症例対照研究はパキスタン・イスラマバードにある La Chirurgie Cosmetic Surgery Center and Hair Transplant Instituteで実施され、脂肪吸引および/または腹部形成術後の患者100人を3か月間追跡した。患者はダイエット計画に従った食事カウンセリングを受けたグループAと、食事のアドバイスなしの対照としたグループBに分けて比較した。脂質プロファイルは、ベースライン時と脂肪吸引術後の3か月後に行われた。

その結果、被験者100人のうち、グループAの43人とグループBの40人、計83人が研究を完了した。22.9%が男性、66.3%は40歳未満だった。両グループで有意な改善が見られたものは、総コレステロール、低密度リポタンパク質、およびトリグリセリドだった。グループBの超低密度リポタンパク質の変化は有意ではなかった。高密度リポタンパクの変化は、グループAで改善、グループBで減少し、いずれも有意な変化だった。総コレステロールを除いて、グループ間の差は有意ではなかった。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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