アジアの男性スキンケア市場は韓国が世界最大で今後もトップチャートを牽引していくとみられるが、新興国の中でタイの男性スキンケア市場は国際企業および地域企業にとって大きな可能性を持つことを市場調査会社ユーロモニターはこの程、ブログで示唆した。
タイのメンズスキンケア市場は前年比二桁の成長を遂げており、バイヤスドルフやロレアルなどの国際ブランドの人気が高まってきている。また最近ではプレミアムブランドのSK- II Menが市場参入するなど潜在市場の開拓が活発化している。同社分析によれば、このような国際ブランドのビジネス展開に比例して国産メーカーも男性の消費者をターゲットにするビジネスモデルを展開すれば共存的にマーケットの開拓が可能と予測している。
タイの男性は個人の外観に関心を持ち始めているが、多くの男性は、男性スキンケア製品についての教育を受けていないので、依然として女性専用製品やユニセックスの製品を使用している。しかし、最近、タイ国内で男性の美容ブロガーが登場しその人気が上昇してきているので、同社シニアリサーチアナリストのWarangkana Anuwong氏は、「男性スキンケアの教育が市場開拓の鍵を握る」と分析する。さらにメイクアップアーティストが動画投稿サイト「ユーチューブ」などを活用して、カラー化粧品の紹介をすれば男性化粧品分野へと裾野は広がるとしている。
