世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

果物や野菜の缶詰は費用対効果が高い

缶詰や冷凍の野菜も、新鮮な野菜と同様有効活用できるという研究結果が2月27日、「American Journal of Lifestyle Medicine」オンライン版に掲載された。

これまでの研究は、生鮮、冷凍、缶詰の果物や野菜の栄養価を比較するものが大半だった。米国ミシガン州立大学によるこの研究では、栄養価に加えて費用対効果も調査した。

野菜については、生鮮、冷凍、缶詰の3種で栄養価はほぼ同じだった。可食分あたり(per edible cup)の費用は、生鮮、冷凍に比べて缶詰で低かった。果物については、生鮮、冷凍、缶詰の3種で栄養価にはばらつきがあった。可食分あたり(per edible cup)の費用は、生鮮、冷凍に比べて缶詰で低いまたは、同等だった。

これらの結果から、冷凍や缶詰の野菜や果物は、費用対効果が高く、生鮮品と比べても同等の栄養価を持っていると結論された。

費用対効果の高い方法としては、昨年来ブームにもなった「干し野菜」も、野菜や果物の旬の安い時期に、自宅でもできる良い方法。乾燥・冷凍・缶詰は、年間の安定した栄養確保のほか、備蓄用や増税対策にも有効活用できそうだ。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP