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職場の近くにバーカー屋があると太る

通勤途上にピザやハンバーガーなどのファスト・フード店があったり、店の近くに住んでいたりすると肥満率が上がるという研究結果が3月13日、国際的評価の高い医学雑誌「BMJ」オンライン版に掲載された。

英国ケンブリッジ州で、29-62歳の男女5442人を対象に、対象者の食事、体重、生活環境をデータ化して、ファスト・フード(テイクアウトのみ)の利用と体重との関連を調査した。ファスト・フード店は生活環境にある店舗数の多さによって1-4のグループに分けた。

その結果、ファスト・フード店が生活圏にあると利用が増加し、テイクアウトの増加とも関連していた。圏内のファスト・フード店が多いほど、利用回数も増加していた。最も多くのファスト・フード店が見られたグループとBMIは大きく関連していた。性別による差はなかった。

研究者らは、職場環境の近くにあるファスト・フード店の規制などを通じて、健康的な食生活を促進する戦略が効果的と示唆している。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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