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メキシコ人はセマナサンタの休日に国境を超えて買い物?

Semana Santa(セマナサンタ)として知られる聖週間はメキシコの休日の中で人気のあるホリデーの一つで小売業者にとっては“稼ぎ時”とも言われている。メキシコ北部に住んでいる富裕層などは、この時期に国境を超えてアメリカのテキサス州に旅行に出かけショッピングを楽しむ傾向が最近強くなってきているという。グローバル・リサーチ会社 NPDグループはプレステージ化粧品の過去の季節別売上統計データから、興味深いメキシコ人の消費動向をブログで7日、発表した。

同社の調査によると、テキサス州サンアントニオにある高級ショッピングセンターでのプレステージの化粧品部門の売上は、過去3年にわたりクリスマスシーズンを抜き、セマナサンタのシーズンの方が季節別で最高の売上高を記録している。米国内の週間売上平均指数と比較しても、販売ピークは著しい結果だったという。

化粧品のほか、スキンケアや高級フレグランスの販売もこの時期には比例して快調な結果をもたらすと予測できる。今年のセマナサンタは4月13-19日にあたる。メキシコ国内の小売業者はもとより、米テキサス州の主要な小売業者はローカルな旅行者に特化したマーケティング開発でさらなる売上アップにつなげたい意向だ。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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