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バレンタイン前に贈る・チョコレート神話5題

バレンタインのチョコレート・シーズンを前にした1月20日、チョコレートに関する情報が米ノースフロリダ大学のプレスリリースで発表された。

神話1:チョコレートはスイス原産
事実:カカオの木は、約2000年前にメソアメリカで発見されている。古代マヤ、アステカではカカオの種を砕いてペースト状にし、多くの場合甘くないビターチョコレートドリンクを作っていた。ヨーロッパの探検家がスペインに種を持ち帰り、その後、カカオはヨーロッパ全体に広まった。この時、クリームと砂糖を入れるという新しいレシピが作られ、甘いチョコレートが開発された。

神話2:カカオとチョコレートは同じもの
事実:カカオはチョコレートの原料として使用されるが、もともとは苦みがある。チョコレートはその製品で、無糖、ビター、スウィート、ミルクなどの種類があり、法律または規制によりカカオや砂糖、ミルクの含有量に定義がある。日本では、ビターチョコレートはカカオマスが40-60%で、ミルク(乳製品)を含まないものを指している。

神話3:チョコレートはにきびの原因
事実:チョコレートで、にきびや吹き出物が発生しないことは、科学的に証明されている。にきびは、特定の食品によってではなく、にきびの原因となる細菌、皮脂の過剰と毛孔につまりによってできるものである。

神話4:チョコレートは心臓発作を起こす可能性がある
事実:実際には、カカオに含まれる成分は心臓疾患リスクの減少に関連している。カカオは、血圧を下げるのに役立ち、炎症を減少させ、HDL(善玉コレステロール)を増加させる。ダークチョコレートはミルクチョコレートよりも、カカオがより多く含まれている。

神話5:ホワイトチョコレートは着色していないチョコレート
事実:チョコレートリカー(カカオマス)を使用していないため、ホワイトチョコレートはチョコレートではない。砂糖、バニラ、クリームや乳固形分、ココアバターで作られている。
※ ココアバターを使用しているためチョコレートである、という説もあり。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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