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P&G社、2014年までに有害化学物質DEPの使用全廃

米国の消費者団体らが組織する「安全な化粧品キャンペーン」は4日、一般消費財メーカーのプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が2014年までに同社の全製品からトリクロサンおよびフタル酸ジエチル(DEP)の使用全廃を発表したと伝えた。

「安全な化粧品キャンペーン」の共同設立者Janet Nudelman氏は、「大胆でグローバル、大変重要なこの活動を歓迎する」と述べ、今後も、その他の化粧品メーカーに対し、有害物質の使用停止を訴えかけていくとしている。

米国では、化粧品にフタル酸エステル類、アクリルアミド、酸化エチレンなど有害な化学物質の含有または使用は合法。これら有害物質への規制が連邦食品医薬品化粧品法(FDCA)では不十分として、女性、環境、消費者団体らが組織したのが「安全な化粧品キャンペーン」である。健康・美容業界に有害化学物質の使用を中止し、より安全な代替品の使用を呼びかけている。

P&Gは、化粧品のカバーガール、洗濯洗剤のタイド、オーラルケア製品のクレスト、同社のベストセラー石鹸アイボリーなどのブランドを持つ米国オハイオ州に本拠を持つ消費財メーカー。今年4-6月期の純利益は18億7500万ドルで、前年同比の48%減。洗剤、ホームケア製品、オーラルケア製品部門は伸びたが、電気カミソリの「ブラウン」事業で評価損を計上している。

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