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LEDライトで起こる皮膚の色素沈着

LEDライトの青色光による皮膚の色素沈着を検出する試験結果が61日、「International Journal of Cosmetic Science」オンラインに掲載された。青色光は皮膚の光老化の原因となることが確認されているが、研究はまだ不十分である。

今回の研究では、LEDベースの青色光を繰り返し皮膚に照射した後の色素沈着の目に見える変化を検出することと、適切な有効成分の特定を目的とした。皮膚フォトタイプIIIおよびIVの女性ボランティア33人を対象に、無作為化二重盲検プラセボ対照臨床試験を実施した。ボランティアの前腕の内側に繰り返し青色光を照射するプロトコルを行い、ハイパースペクトルイメージングを使用して青色光の状態を評価した。目に見える色素沈着の評価にはクロマメーターと画像を使用した。

その結果、青色光を照射した直後に、メラニン、ヘモグロビン、酸素飽和度の有意な変化が測定された。皮膚の色素沈着過剰と発赤は、3%の微細藻(scenedesmus rubescens)類製品を含む製剤と3%のナイアシンアミド(ビタミンB3)を含む製剤で軽減した。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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