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意外と太りやすい大豆油

大豆油は果糖より太りやすいかもしれないという研究が7月22日、オンライン学術誌「PLOS ONE」に掲載された。

世界の植物油の生産は1位がパーム油、2位が大豆油、3位が菜種油(2012-13年統計)。大豆油は多価不飽和脂肪酸を多く含み、アメリカで消費される植物油の中では一番多い。食用とするほか、石けんや化粧品原料、合成樹脂の材料、環境に優しい大豆インキとしても使用されている。

今回は60匹のマウスを対象に、カロリーを変えず、ココナッツ油、果糖、大豆油の割合を変えた4種類のエサで比較した。その結果、ココナッツ油のみの食事に比べ、大豆油を食べたマウスで体重増加量が多く、体脂肪の蓄積も多かった。研究者らはココナッツ油や果糖を大量に摂るよりも、大豆油を大量に摂るほうがメタボリック・シンドロームのリスクが高くなる可能性があると述べている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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