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米国でフェイスマスクの人気が急増

アメリカの最近のスキンケアのトレンドアイテムはフェイスマスクでスキンケアの売上に貢献しているらしい。

2015年前半、エスティローダーがハリウッド生まれの泥パックが人気のGLAMGLOW社を買収したことからもフェイスマスクはトリートメントのセグメントとして成長株であることを証明する、などと英市場調査会社ミンテルの11月3日付けアナリストブログで分析されている。

ミンテルの消費者調査によると、毎日のスキンケア製品を利用するよりもフェイシャルトリートメントをするほうが肌に良好な成果を与えると実感しているアメリカ人成人が13%あったという。また同社の「Facial Skincare and Anti-Aging US 2015」の研究結果からは10代後半から30代前半の人がマルチタスクマスクの利用を牽引しており、にきび、黒ずみ、脂性、毛穴などに効果的なフェイスマスクの消費を後押ししている。35歳以上のフェイスマスク利用者はしわやアンバランスなスキントーンの改善に効果的なアンチエイジングのマスクを利用している。

スキンケア製品の商品開発で、フェイスマスクは年代層のニーズにマッチするカスタマイズされた製品の潜在需要があることが明らかになり、今後の製品開発が期待される。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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