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米女性はソーシャルメディアのより肯定的な環境を望んでいる!

ボディケア、スキンケアを展開する米 Dove (ダヴ)は、アメリカのソーシャルメディアの影響力について研究しており、“ソーシャルメディアでの否定的なコメントやつぶやきが女性の自尊心を傷つける”とほとんどの女性が同意しているという調査結果を3月14日、発表した。

picture11-4-HR過半数以上の女性は、ソーシャルメディアで体型や容貌などの外観についてポジティブな発言をするように教授してもらえないかと要望しているという。同社は2015年より、同社のツイッターで女性に真の美しさに対して肯定的な発言をするキャンペーン、#SpeakBeautifulを開始しており、その結果、利用者はより肯定的な発言をするようになってきた実態を明らかにした(右上グラフ参照)。

同社の調査では、昨年、女性の否定的な発言が36%も減少した。否定的なコミュニケーションを流通させている女性のうち、実際に否定的な発言をしていると認識している女性は9%で、ほとんどが自分の発した言葉が他人にどのような影響を与えるか意識せずにやりとりしているようだ。

picture1-2-HR今回、ダヴとツイッターは共同で自分の発言がフォロアーにどのような影響を与えるかを測定するツール #SpeakBeautiful Effect を設計した。この新しいツールは、美を定義する言葉の説明や、美意識に対する46のユニークな感情のスペクトルの比較などを提供する。利用者は公式サイトより、解析ツールのサービスを受けられる。ダヴは、女性がソーシャルメディアをより肯定的な意見交換の場所として活用できるように今後も支援していく方針だ。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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