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赤身肉は腹部肥満と関連。白身肉は無関係

赤身肉は腹部肥満と関連するという論文が4月18日、「Eating and Weight Disorders – Studies on Anorexia, Bulimia and Obesity」オンライン版に掲載された。

論文はイランAJA University of Medical SciencesのArasb Dabbagh-Moghadam氏らによる研究。19~55歳で平均年齢33.78±6.48歳のイスラム共和国陸軍軍人とその家族525人を対象に、赤身肉(牛肉など)および白身肉(鶏など)の摂取量と腹部肥満との関連性を評価した。半定量的食物頻度アンケートを用いて食事データを収集し、人口統計的特徴および人体測定値に関するデータは自己報告アンケートで収集した。肥満は、BMI25以上、腹部肥満は女性では胴囲80cm以上、男性では94cm以上と定義した。

分析の結果、完全に調整されたモデルで、赤身肉摂取と腹部肥満との間に有意な正の相関が見られた。赤身肉摂取で第4四分位に分類された参加者は第1四分位に比べて腹部肥満になる確率が4.51倍高かった(オッズ比4.51,95% CI 1.32-15.40)。このような関係は全身肥満には見られなかった。白身肉の摂取量は全身および腹部肥満と関連していなかった。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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