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トスカーナ地方の食生活はうつ病予防に効果的

イタリアのトスカーナ州キャンティ地方で実施されたInCHIANTI研究の成果が4月15日、「British Journal of Nutrition」オンライン版に掲載された。

キャンティはこの地で生産されるワインの「キャンティ」でも有名。この地域で行われているInCHIANTI研究は、主に高齢者を対象にした長期にわたる集団ベースの観察研究であるが、今回は18~102歳までが対象。これら参加者1362人の食事パターンとうつ病発症の関連を9年間の追跡調査した結果が発表された。食事パターンのデータは。食事摂取頻度調査(FFQ)を用い、ベースラインのデータは1998年に収集を開始し、3、6、9年後に再収集を行った。うつ病スコアはうつ病自己評価尺度(CES-D)を用いた。

その結果、野菜、オリーブオイル、穀物、果物、魚を取り入れ、ワイン、赤身肉、加工肉を控えめにした「典型的なトスカーナ食パターン」が多い人とうつ症状発症の間に逆相関が見られた。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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