アメリカ人学生がイタリアで短期地中海式ダイエットを行うとどうなるかという実験結果が6月22日、「Journal of the American College of Nutrition」に掲載された。
本研究の目的は、海外での滞在中に地中海ダイエットを短期間実施することが、食習慣や食への対応に影響を与えるかどうかを調査することだった。研究は横断調査方法を用いて、イタリアのFlorence University of the Artsで実施された。参加者は女性47人、男性7人、年齢21.1±1.歳で、アメリカの12の州出身の学生だった。
3週間の追跡期間で、参加者の94％が食品の入手しやすさが食品の選択に影響すると回答した。興味深いことに、参加者らはアメリカにいる時よりも肉の消費が減り、オリーブオイル、シリアル、果物、アルコールの摂取が有意に増えたと回答した。地中海式ダイエット遵守スコアは約１ポイント増加していた。
イタリアに3週間滞在したことで、地中海式ダイエット遵守スコアが増加した。今後は、食事の遵守とどのくらい外国に滞在したかの関連にも注意すべきと示唆された。
