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楽観主義の女性は長生き

楽観主義が心血管疾患などの健康リスクを低下させるという研究が12月7日、「 American Journal of Epidemiology」オンライン版に掲載された。楽観主義は「学べる」ものという研究成果も出されているため、楽観主義と健康との因果関係が立証されれば、公衆衛生と寿命の改善への新しいアプローチになる可能性があると著者らは述べている。

今回の研究では、潜在的交絡因子(社会人口学的特徴、うつ病)および中間変数(健康行動、健康状態)で調整後、女性の楽観主義と原因別死亡との関連性を評価した。データは看護師健康調査からの約7万件を用いた。

その結果、より高い程度の楽観主義とより低い死亡リスクが関連していることがわかった。社会人口学的交絡因子で調整後、最も低い四分位の楽観主義の女性と比較して、最高四分位の女性は全死因死亡率に対して0.71(95%信頼区間:0.66,0.76)のハザード比を示した。健康行動、健康状態、うつ病を追加することで関連は弱まったものの、関連の否定にはいたらなかった。(ハザード比:0.91,95%信頼区間:0.85,0.97)。がん、心臓病、脳卒中、呼吸器疾患および感染症などのさまざまな死因についても関連が見られた。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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