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フラボノイド摂取が体脂肪の増加を抑制

高用量の食事フラボノイド摂取量が体脂肪量の低さと関連していることが1月29日、英国、イースト・アングリア大学サイトに掲載された。この研究の詳細は「American Journal of Clinical Nutrition」オンライン版に掲載されている。

食物からのフラボノイドの摂取は体重増加の抑制に関連しているが、体脂肪量への影響に関するデータは限られている。また、この関係に対する遺伝的要因の寄与はこれまで評価されていない。今回の研究では、フラボノイド摂取量と脂肪量との関連性を調査した。

その結果、断面多変量解析では、アントシアニン、フラボノール、およびプロアントシアニジンの摂取量の増加と体脂肪の減少に関連が見られた。これらの関連は、食物繊維、果物、野菜の摂取量で調整後も観察された。食品ベースの分析では、フラボノール(玉ねぎ、茶、梨)およびプロアントシアニジン(リンゴ、ココア飲料)、アントシアニンが豊富な食品(果実、梨、ブドウ、ワイン)の摂取が多い女性で体脂肪が少なかった。

これらのデータから、アントシアニン、フラバン-3-オール、フラボノールおよびプロアントシアニジンを含む多数のフラボノイドを習慣に摂取することが、遺伝的および共通の環境因子を考慮しても、脂肪質量が低いということと関連していた。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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