政府ができるモデルの健康を守るための措置を探る研究が発表されたと2月3日、大手学術出版社WILEYのプレスリリースが伝えた。
ファッションモデルが経験する体型に対するプレッシャーは、健康に有害であると批判されているだけでなく、極端なやせ型を理想とすることで、若者の摂食障害リスクを高めていると警告されている。これら労働環境からモデルを保護するための7つの政策提言について、その潜在的な影響力と可能性についての戦略科学研究を実施した。
対象は平均年齢22.7歳の女性ファッションモデル85人。「UWCB（健康的でない体重管理行動）」を評価するオンライン調査に参加し、ダイエットへのプレッシャーの感じ方や、7つの潜在的政策の影響と実現可能性を評価した。モデルは、減量に関する高レベルのプレッシャーを報告しており、これはUWCBに関係する確率が高かった。最もインパクトがあると評価された政策アプローチは、同時に実行可能性はやや劣るとも評価された、労働者保護を高める方策だった。雇用者に食事の提供を要求し、6時間以上の労働に30分の休憩を取ることは、インパクトありかつ実現可能であると評価された。要求される最低限のBMI（体格指数）に制限を設けることは最も影響が少ないと評価された。
