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かぜ予防にはビタミンD

ビタミンDが風邪とインフルエンザの予防に役立つという研究成果を2月15日、米国マサチューセッツ総合病院のプレスリリースが伝えた。詳細は「BMJ」オンライン版に掲載されている。

研究は、ビタミンD欠乏症を有する人11,000人以上を含む25件の無作為化比較試験参加者データのメタアナリシスで行われた。同総合病院の救急医学科Carlos Camargo博士は「ほとんどの人は、ビタミンDが骨や筋肉の健康に重要であることを理解している。今回の分析によると、毎年世界中で数百万人の死亡原因となっている急性呼吸器感染症予防にも効果があることが判明した」と語った。

ビタミンD欠乏症(血中濃度が10mg/dL未満)の人に毎日または毎週のビタミンD投与をすることが最大の利益をもたらし、呼吸器感染のリスクを半減させていた。ただし、高用量のビタミンDを投与しても大きな利益は得られない人も存在した。急性呼吸器感染症は肺炎、上気道炎(かぜ症候群)を指す。俗にビタミンCに予防効果があると言われてきたが、今回の研究からはビタミンDでの予防効果が期待できるようだ。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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