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トレチノイン(レチノイン酸)

概要

トレチノイン(オールトランスレチノイン酸)とは、ビタミンA(レチノール)の誘導体であり、生理活性はビタミンAの約50~100倍という高い効能を持っている。また人間の血液にもわずかに含まれている成分なので、使用によって抗原抗体反応を起こしたり、アレルギー反応を起こすこともないとされている。アメリカではしわ・にきびの治療医療品としてFDA(アメリカ食品医薬品局)に認可されているが、日本ではまだ未認可。個人輸入で入手する人も増えているが、皮膚への刺激が強いため自己判断での使用は避けた方が賢明。

美容へのアプローチ

トレチノインには、ピーリング効果や肌のターンオーバー促進、皮脂の分泌を抑える効果があることで知られている。トレチノインが働くと細胞が活性化して増殖し、ターンオーバーを促進。気になるシミを約2~4週間でメラニン色素を排出、シミを改善するとされている。また、皮脂腺の働きを抑え、コラーゲンやヒアルロン酸を作る働きもあり、長期的には肌のハリ、小じわ改善効果も。アメリカではしわ・にきびの治療医薬品として認可されており、オイリースキンやにきび、しわに悩む人にクリームやジェルが処方されている。

Inner Beauty Award 2025 ―受賞商品発表―

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