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ストレス解消対策としてデジタルフリーのキャンペーン開始

米ドクターズコスメブランドのMurad(ミュラド)は、現代人が抱えるストレスを軽減するためのキャンペーン「EyesUp(目をとめる)」を開始したと3月7日、発表した。同社はデジタル依存と社会的隔離について人々を教育するためにコンテンツハブ(www.EyesUp.com)を立ち上げて、2017年を通して人のつながりを再認識するよう啓蒙していくという。ストレスが肌に及ぼす影響は大きいとされているが、このようなキャンペーンは初めて。

新設されたコンテンツハブでは、教育ビデオを提供するほか、専門家や研究機関からの最新の研究結果や記事を紹介していく。「EyesUp」を介して、 デジタルデバイスから目を放して、実際に人との繋がりを持つ時間をより多く持つよう利用者に働きかけるのが目的。

創設者で皮膚科医のハワード・ミュラド博士は、“健康な肌は人生の生き方を直接反映している”とし、「 私たちは以前よりもデジタル的に接続されており、意味のある方法で人と結びついていないことが、私たちの肌、健康、幸福に及ぼす影響は計り知れない」などと発表文の中で述べている。

社内では各会議室にEyesUpデジタルデバイスステーションを設置して、会議室にデジタルデバイスを持ち込まない活動を開始した。「EyesUp Zones」では無料ドリンク、フルーツ、軽食を用意して従業員が対面式で話し合うことを奨励する。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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