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米コティ、英バーバリービューティーの販売ライセンス取得

米化粧品大手のコティは、英国高級ブランド・バーバリー社のビューティ事業である香水および化粧品販売の長期的、独占的ライセンス権を取得することで合意したと4月3日、発表した。この戦略パートナーシップはバーバリーのデザイン、技術革新、職人技術とコティのプレステージ美容製品のリーダーシップとを結びつけるものとしている。コティは世界市場で展開するバーバリー・ビューティー製品の開発、製造、販売を一貫して担うことになる。

今回のライセンス取得価格について、米一般大衆紙USAトゥデイはウェブ版(4月3日付)でおよそ1億3000万ポンドと報じている。2017年第4四半期に一連の買収取引を完了する予定。取引完了後は、バーバリービューティー事業は、コティのラグジュアリー部門で管理される。パリに本社を置くコティラグジュアリー部門には、グッチ、マークジェイコブス、ヒューゴボス、カルバンクライン、アレクサンダーマックイーン、ボッテガヴェネタ、バレンシアガなどのファッションハウスの香水を開発、製造して世界市場で販売している。

一方、株式会社資生堂は、4月4日、子会社であるEMEA地域本社(所在地 フランス、パリ)を通じて、バーバリー社と締結していた同社のフレグランスを含むビューティー製品のディストリビューション契約(日本を含む)を終了することを決定した。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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