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ザ・ボディショップとクルーエルティフリーインターナショナル、動物実験の世界的撤廃を求めるキャンペーン

ザ・ボディショップは、2020年までに化粧品および原料の動物実験を世界的に禁止することを求める新たなキャンペーンを6月1日、開始した。動物実験廃止運動を推進する国際非営利団体のCruelty Free International(クルーエルティフリー インターナショナル)と連携して、 化粧品および原料の動物実験を全面的に禁止するキャンペーンを国際連合に持ち込み、国際条約の施行を要求していくという。

世界の約8割の国には、化粧品に関する動物実験を禁止する法律がないため、動物実験がおこなわれる可能性が存在する。同社をはじめ多くの化粧品メーカーは、革新的で効果的なクルーエルティフリーの原料を使用しているが、未だに毎年、50万匹におよぶ動物が化粧品の動物実験の犠牲になっていると、クルーエルティフリーインターナショナルは推定している。

同社は80年代にビューティブランドとして初めて化粧品の動物実験への反対運動を開始した。2013年には、欧州連合で動物実験禁止が条例化された。今回のキャンペーンは世界で800万人以上の人々に動物実験に反対する請願書に署名するよう訴え、この請願書を国連に提出する計画。請願書への署名は地域別に運営するザ・ボディショップの公式サイト、または世界中のザ・ボディショップ店舗で受け付けている。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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