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運動で身体コンプレックスを吹き飛ばす

多くの女性が持つ身体に関するネガティブなイメージを変えるのには運動が良いらしいという研究結果が7月20日、「JAMA」オンライン版に掲載された。

カナダ、ブリティッシュコロンビア大学の研究者らによるこの研究では、身体的自己効力感、身体的自己認知の変化における仲介モデルを検討した。運動と身体イメージモデルとの関連を示したものでは初めての研究となる。さらに、運動後に起こった身体イメージの改善がどのくらい維持されるかを検討した。

現在の自分の身体イメージに関心があり、定期的に運動をしている女子大学生60人を対象に、中等~強度の有酸素運動30分または静かな読書30分のグループに分けて試験した。身体イメージ、身体的自己効力感、身体的自己知覚および影響を評価したところ、 読書グループに比べ、運動グループで身体イメージに関する肯定的な考えが高くなっていた。肥満度(体脂肪)、身体の強さ(体力)に関するポジティブなイメージは運動後20分間持続したことがわかった。

研究者らは「これらの結果は、身体イメージに対する運動の効果を説明するモデルの開発に寄与し、身体イメージを改善するために運動の推奨という実用的な意味合いを持っている」と述べている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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