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長期的な体重管理には1日2回の食事がベスト

食事のパターンと体格指数(BMI)の変化とは関連しているという研究結果が7月12日、「The Journal of Nutrition」オンライン版に掲載された。

北米在住者で構成されたコホート研究Adventist Health Study 2(AHS-2)で食事頻度およびタイミングと体格指数(BMI)の変化との関連を調べた。対象は30歳以上の成人5万660人の食事のデータ、主要評価は年間のBMIの変化とした。

1日1食または2食の人は、1年当たりのBMIの変化で減少を示した。一方、3食以上の食事(間食を含める)はBMIの相対的増加と関連していた。夜間の絶食(前日最後の食事から翌日最初の食事までの時間)が18時間以上の人のBMIは、12-17時間の被験者と比べて、BMIが少なかった。朝食を食べる人は、食べない人に比べてBMIが低かった。メインの食事が夕食だった人と比較して、メインが昼食だった人ではBMIが有意に低く、メインが朝食だった人ではBMIがさらに低かった。

著者らは長期的な体重増加を防ぐ方法として「食事は朝食と昼食の2回で、朝食をメインとする。朝食から昼食までは5~6時間、昼食から朝食は18~19時間、間食はしない」ことをあげている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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