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米カリフォルニア州で『動物実験された化粧品販売禁止法案』提出

アメリカのカリフォルニア州議会に動物実験された化粧品の販売を禁止する法案「The California Cruelty-Free Cosmetics Act, SB 1249(カリフォルニア州クルエルティフリー化粧品法 SB1249)」が、州議会上院議員の Cathleen Galgiani氏によって2月16日、提出された。

SB1249法案が可決されると、2020年1月1日より、動物実験された制汗剤、シャンプー/コンディショナーなどの個人用衛生製品を含むパーソナル・化粧品を故意に輸入または販売することが違法になる。違反業者には 最初の違反につき5000ドルまでの罰金が課せられ、その後の違反につき1000ドルまでの罰金が課せられる。

カリフォルニア州は2000年にアメリカで初めて、適切な代替方法が利用可能な場合は動物実験を禁止した。2014年には化粧品の動物実験を禁じ、動物実験済みの化粧品の販売を段階的に廃止する法案が可決されていた。今回の審議で、段階的なアプローチに終止符が打たれ、動物実験されたパーソナル製品や化粧品の流通が全面的に禁止される見通し。同州のクルエルティフリーの活動が、今後、他州さらには連邦レベルへどのように影響するか注目されるだろう。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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