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米ロレアル、2019年には全米生産施設でカーボンニュートラル達成

ロレアルUSAは、2019年までにアメリカの21ヵ所の製造・物流施設に置いてカーボンニュートラルを達成する方針を3月1日、発表した。同社はアメリカ政府が推進する再生可能天然ガス(RNG)プロジェクトを支援し、ケンタッキー州の新しい施設で生産されるRNGを購入する。 これにより、年間にガソリン180万ガロン相当の炭素を削減することができると期待されている。

ロレアルグループでは2020年までに販売する製品の100%が環境にやさしい処方や再生可能な自然原料を導入することを目指しており、ロレアルUSAも、グループの哲学に基づき再生持続可能な取り組みを推進してきた。

これまでにアーカンソー州、ニュージャージー州、ケンタッキー州の施設に大規模なソーラーアレイを設置したり、テキサス州の施設では風力タービンを設置するなど、全米の17施設で再生可能エレルギーの利用が可能な設備を揃えてきた。2017年には初期の目標数値であった60%炭素排出削減(2005年のベースラインと比較して)を超えて84%の排出削減を達成した。今回の追加処置でグループの目標をいち早く達成するようだ。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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