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ビタミンDの代謝にはマグネシウムが必要

骨粗しょう症予防や新陳代謝、免疫力向上にも効果が期待されているビタミンD。このビタミンD代謝のためにはマグネシウムが必要という研究結果が2月26日、米国整骨医協会(American Osteopathic Association)からプレスリリースされた。研究の詳細は「Journal of the American Osteopathic Association」オンラインに掲載されている。

体内に取り込んだビタミンDは、十分なマグネシウムがなければ代謝することができない。米国では約半数の人がマグネシウム不足によりビタミンDが蓄積された状態であるという。さらに、ビタミンDサプリメントは、ビタミンDが不足している間にも人のカルシウムおよびリン酸塩レベルを上昇させる可能性があるという。

「ビタミンDの補給を行っても、どのように代謝されるのかは分からない。マグネシウムがなければ、ビタミンDは実際には有用でも安全でもない」と研究執筆者のMohammed S. Razzaque博士は述べている。マグネシウムの推奨1日当たり摂取量は男性で420mg、女性で320mgだが、米国の標準食ではその量の約50%しか満たさず、全人口の半分はマグネシウム欠乏食を摂取していると推定されている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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