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減量で骨の強度が低下することを確認

体重の減少が骨強度の低下と関連しているという研究報告が6月1日、米国ボストンにある、ヘブライシニアライフ高齢化研究所(Hebrew SeniorLife Institute for Aging Research)からプレスリリースされた。研究の詳細は「Journal of Bone and Mineral Research」に掲載されている。

本研究は、ヘブライシニアライフ老化研究所、ボストン大学、ベス・イスラエル・ディーコネス・メディカル・センター、カルガリー大学による共同研究。主任研究者のDouglas P. Kiel博士は「この研究は、評価の高いフラミンガム研究参加者の40年以上にわたる体重変化に関するデータを使用していることから重要度が高いものと考えられる。今回、4~6年の短期間および40年以上の長期間の体重減少は、体重の減少がない人に比べ骨の微細構造の悪化が確認された」と述べている。体重減少は骨密度、骨構造、骨強度のいずれにも悪影響を与えており、40年で5%以上の体重減少が見られた人の骨折リスクはほぼ3倍だった。

体重減少は高齢者に良く見られる現象であることから、研究者らは、高齢者の骨折リスクが運動介入や治療によって予防できるか評価するためのさらなる研究が必要であると述べている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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