スウェーデン生まれの美容機器Foreoがアメリカで需要拡大

最新商品

2018.07.10

国際部

美容機器市場が急成長をする中、スウェーデンの新規参入ブランドForeo(ファレオ)の躍進が、アメリカ市場で注目されている。 市場調査会社クライングループが公式サイトでリリースしたブログ(6月22日付)によると、同ブランドの2017年の売上高は推定8500万ドルで、300%を超える驚異的な成長を記録しているという。

Foreoのアメリカ市場での売上高は推定1700万ドル。同社が開発したシリコン製フェイシャルクレンジング機器『LUNA』シリーズは、普通の手洗顔では落とし切れない古い角質などを独自開発した音波技術で汚れを浮かして除去するという。 公式サイト、大手通販サイト、化粧品小売専門店チェーンなどマルチチャネルを活用したマーケティングが奏功して売上を伸ばしてきた。洗顔デバイスのほか、ペン型ニキビ治療のデバイス『ESPADA』、美容シートマスクの成分をよりよく吸収するデバイス『UFO』など新製品の発売を開始しており、顧客層をより拡大して2018年の売上成長が期待されている。

クライングループは有料レポート「Beauty Devices: Global Market Analysis and Opportunities」の中で、 欧米諸国をはじめ、中国、日本、韓国など国別に美容規模市場の規模と成長、流通、競合状況、注目すべき新製品と製品動向を評価している。 美容機器市場の急成長をけん引する要因として、低価格のシリコンデバイスのマーケット参入、多機能デバイスの好調な販売傾向、人工知能に基づくパーソナライスしたデバイスの投入などが挙げられている。

#

↑