資生堂CEOの魚谷氏、2020年度にEC売上率15%に引き上げ

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2018.07.17

編集部

株式会社資生堂(東京都中央区)代表取締役 執行役員社長 兼 CEO魚谷雅彦氏は7月13日、売上全体に占めるEC売上を2017年度の8%から2020年度に15%に引き上げる考えを示した。

第12回化粧品規制協力国際会議(ICCR-12)終了後に開催された「化粧品規制に関する国際シンポジウム」で明らかにした。

魚谷氏は、今後の世の中のキーワードとして「グローバル化」「デジタル化」「ダイバーシティ増進」「パーソナル化」の4点を挙げ、これらの動きに合わせた同社の取り組みの一部を紹介。こうした中、ECを使った事業展開にも触れ、2020年度にはEC売上146憶円(全体の15%)を目指すとした。このうち「40%は中国向け」(魚谷氏)との認識を示した。

また、R&D投資も積極的に行い、現在売上の1.5%から2020年度には3%まで高める。これに伴うスタッフも現在の1000人から1500人に増員する。

生産面についても、現在建設中の那須工場を2019年度に、大阪工場を2020年度にそれぞれ稼働させる。「メイドインジャパンの価値を高める高品質の製品を目指す」(魚谷氏)とした。

越境EC市場は、中国を中心に著しい成長が続いている。日本化粧品工業連合会の分析によると、2020年には中国が3兆9953憶円、米国が1兆7963憶円、日本が2832憶円と予想している。

参考リンク
株式会社資生堂

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