米国の美容医療機器『ハイドラフェイシャル』、東京に体験施設

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2018.07.19

編集部

美容医療機器・化粧品メーカーのザ・ハイドラフェイシャルカンパニー・ジャパン株式会社(東京都港区)は18日、都内で報道陣向けに、メディカルアンチエイジングを実現する『ハイドラフェイシャル・システム』を紹介した。同システムを体験できる「東京エクスペリエンスセンター」をVORT銀座miyuki st.ビルに開設する予定だ。

『ハイドラフェイシャル・システム』は、米Edge Systems社が開発したハイドロダーマアブレーションシステム。2001年に米国で初めて特許を取得し、その後、改良を重ねて現在はユーザーインターフェースなどを最適化させた『Elite』とリップや目まわりなどに特化したオールインワンスキンケアシステム『Perk』をラインナップしている。

使用手順としては、クレンジングと酸によるピーリングを行い、毛穴に堆積している皮脂や汚れを吸引するとと同時に保湿成分を浸透させる。次いで、抗酸化成分とペプチドを導入した美容液(米国でアワードを受賞)により皮膚につやを与え、外部の刺激から肌を保護する。

『ハイドラフェイシャル・システム』の特徴は、一連のHydroPeel®チップを使用した独自のVortex-Fusionデリバリーシステムにある。各チップはそれぞれ皮膚の剥離 (角質除去)、吸引、保湿という特定の用途に用いられる。HydroPeel®チップのスパイラルデザインと独自のバキュームテクノロジーを組み合わせることにより、ボルティックス(渦巻)効果を生み出し、不純物を簡単に除去すると同時に抗酸化成分を含む保湿液を肌に供給する。

来日したCOOのJeff Nardoci氏によると、『ハイドラフェイシャル・システム』の2017年の施術回数は200万回、グローバルカスタマーは8700人、年平均成長率は25%だが、2020年には施術回数450万回、グローバルカスタマー1万6500人、年平均成長率36%を目指している。

本社は米国カリフォルニア州ロングビーチに位置し、創業20年になる。北米の売上比率が77%と最も高く、製品売上比率を見ると美容液などの消耗品が77%、機器が23%を占めている。

日本でも一部のクリニックなどで導入が進んでおり、すでに施術に実績のあるクロスクリニック銀座院長の石川浩一氏は「ダウンタイムがなく、すぐに効果が期待できる」などと評価している。

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