JSAPS調査、美容手術で最も多いのは「重瞼術(埋没、切開)」

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2018.08.17

編集部

一般社団法人 日本美容外科学会(JSAPS)が初めてまとめた「第1回全国美容医療実態調査報告書」によると、美容手術で最も多いのは「重瞼術(埋没、切開)」で、非外科的治療においては「ヒアルロン酸注射(乳房は除く)」が最も多いことがわかった。

同調査の実施にあたっては、JSAPSが調査委員会を立ち上げ、日本美容外科学会(JSAS)、日本美容皮膚科学会(JSAD)の協力を得た。総数3656の医療機関を対象に、2017年1月1日から12月31日までに行われた美容医療の施術数(症例数ではない)を調査。3656院中の521院(14.3%)より回答を得た。

調査によると、全美容施術数の合計は190万3898件だった。その中で、外科的手術が27万8507件で、その内訳は顔面・頭部が21万7163件、乳房が1万4523件、四肢が4万6821件。一方、非外科的施術は162万5391件で、その内訳は注入剤(乳房を除く)が71万368件、顔面若返り関連が41万8790件、その他(脱毛や再生医療など)が49万6233件だった。

外科的手術の具体的な内容を見ると、最も件数の多かった項目は「重瞼術(埋没、切開)」で、美容手術全体の4割以上を占めた。次いで多かったのは「スレッドリフト」で、以下、「隆鼻術以外の鼻形成」「上眼瞼形成(しわ取り、下垂など)」「隆鼻術」「下眼瞼形成(しわ取り、脱脂など)」「脂肪吸引」と続いた。

また、豊胸(1万1486件)で採用されている施術内容については、「ヒアルロン酸注入」が5割弱を占めてトップで、次いで「脂肪注入」(3割強)、「インプラント」(2割強)と続いた。さらに、フェイスリフトについては、約94%はスレッドリフトを採用しており、外科的なフェイスリフトは6%に満たない。

一方、非外科的治療で件数の多い項目は「ヒアルロン酸注射(乳房は除く)」で3割強を占めた。次いで「脱毛」が2割強を占め、「ボトックス」(2割弱)、「しみ・イボ治療(レーザーなど)」(1割弱)、「非手術的痩身」、「光若返り(IPLなど)」と続いた。

参考リンク
一般社団法人 日本美容外科学会

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