「女性の4割が敏感肌用化粧品を使用」~常盤薬品調査
2013.07.26
編集部
一般女性の4割が、敏感肌用の化粧品ブランドを使用している━。常盤薬品工業はこのほど、生活者のスキンケアに関する実態調査を行った。2013年6月29日~30日に、肌質を問わない全国20代~40代の720名の女性に、インターネットでアンケートを実施。多くの女性が敏感肌用の化粧品を好んでいること、また、同ブランドをライン使いする傾向が強いことが明らかになった。
現在使用しているスキンケアのブランド名の調査では、敏感肌用とうたっているブランド使用者が44.3%、敏感肌用とうたっていない(非敏感肌用)ブランド使用者は55.7%と、あまり大差がないという結果がでた(=グラフ1)。肌トラブルに悩まされている方が多いことを示す一方で、トラブルになりにくい成分や品質への信頼性に対する意識の高まりが背景にある、と同社は分析している。
また、「ブランドの商品をライン(シリーズ)で使用していますか」という問いに対しては、全体の54.1%が、すべてのアイテム、または2アイテム以上を同一ブランドでそろえていると回答した。ラインで使う定番アイテムは化粧水(88.4%)と乳液(53.2%)。次いで洗顔料(45.2%)が、美容液(40.4%)を抜いて3番目に多いという結果になった。
美容液より洗顔料をライン使いする人が多い状況について同社は、「これまで、化粧水をはじめとした肌につけるものにこだわっても、洗顔料など落とすものにはあまりこだわらないといった傾向が一般的だった。今回の結果から、肌につけるものだけでなく、汚れを落とすものにもこだわるという意識の変化が伺える」と分析。「必要なうるおいは維持しながら、不要な汚れだけをきちんと落とす」という考えが浸透し、それにこたえる洗顔アイテムが市場に根付いてきていることも背景にあると指摘している。