2020年に「ミノキシジル」と振動圧刺激を用いた薄毛治療を実現へ

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2018.09.6

編集部

薄毛治療で豊富な実績を持つヘアメディカルグループ(総院長:川島眞氏)は6日、血管拡張剤の「ミノキシジル」と振動圧刺激を用いた薄毛治療機器を2020年までに臨床用に院内に導入する計画を明らかにした。

同グループは、日本医科大学形成外科学教室の小川令教授および高田弘弥講師とともに、2012年から、細胞などが物理的刺激をどのように感知して応答するのかを研究する「メカノバイオロジー」と毛髪再生の研究を実施。この成果を活かして、アンファー株式会社(東京都千代田区)とパナソニック コンシューマーマーケティング株式会社(大阪府大阪市)が頭皮エステ『スカルプD メカノバイオ』を共同開発し、2015年に販売を開始している。

2012年から2015年までは「単に振動圧だけによる発毛促進を主体に研究してきたが、2017年からミノキシジルと非接触の振動圧刺激による相乗効果について研究をはじめた」(川島氏)。

現在は、波動工学などを用いた空間開発事業を展開するピクシーダストテクノロジーズ株式会社(東京都千代田区)代表取締役CEOの落合陽一氏とともに、毛乳頭細胞を低周波振動圧で刺激することで薄毛治療を実現するデバイスの研究開発を行っており、2020年までの実用化を目指している。

2021年までには「小型化して家庭で使うことができるホームケア用を販売する予定」(川島氏)としている。

参考リンク
ヘアメディカルグループ

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