仏ジョジアンヌ ロール氏、独自のスカルプケアメソッドを披露
2018.09.6
編集部
フランスエステ業界の第一人者で世界三大アロマセラピストの1人とされるジョジアンヌ ロール氏は6日、都内のフランス大使館において、中国の伝統医学「中医学」の陰陽五行学説などに基づいた独自のスカルプケアメソッドの一端を報道陣に披露した。
今回披露したのは、「健康であることが美につながる。美しさは内面から醸し出される」(ロール氏)との思想のもと、西洋植物エキス(フィトテラピー)と陰陽五行学説を融合させた「フィトエステティック」と呼ばれる独自メソッド。
人の体質は、陰陽五行学説における“肝”“心”“脾”“肺”“腎”の5つの要素で分類できる。例えば、「“肝”に相当する人はヘアの観点からはオイリーな頭皮が多く、“腎”に当たる人は発毛が良かったりする。私のお客は“肺”の人が多い。なぜなら女性の多くは“肺”に属し、頭皮が固まりやすいので、エッセンシャルオイルが適しており、それを使用することで呼吸が楽になる」(ロール氏)という。
実際の施術に際しては、中医学の経絡腧穴学の知識を活用。例えば、スカルプケアに最も絡む経絡として、「足の陽明胃経」「足の太陽膀胱経」「足の少陽胆経」の3経絡を挙げ、例えば“腎”の体質の人であれば、「リンパの流れを改善することが大切なので、(腎と表裏関係にある)膀胱経の経絡をマッサージする」(ロール氏)ことを勧めた。
「フィトエステティック」を実践する際は、ロール氏が開発した100%天然処方のトリートメント、クリーム、ローションなどを使用。この際、例えば、膀胱経なら“経却”“通天”“承光”といった頭の腧穴(ツボ)をマッサージする。同日は、報道陣を前にデモンストレーションを行った。
ロール氏のラインナップは、日本国内ではエステサロンを展開する株式会社ビューティハウスヘルシー(東京都目黒区)が独占販売している。2019年3月には男性用デトックスシリーズ『D-TOX』を販売する予定だ。