ライオン、開発中の口臭ケアサポートアプリで実証実験

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2018.09.18

編集部

ライオン株式会社(東京都墨田区)は、開発中の「口臭ケアサポートアプリ」を用いて、東急百貨店本店の協力を得て接客スタッフ50名を対象とする実証実験を10月から約1カ月間にわたって実施する。口臭ケアにより、接客に自信を持ち、「おもてなし」をさらに高められるという仮説を検証することを目的としている。

実証実験に先立ち、対象者には「口臭」に関する一般的な情報と口臭ケアの具体的な方法、口臭ケアサポートアプリの使い方を説明する。対象者は、勤務時間中や休憩時間に、口臭があるか不安に思うタイミングで同アプリを使用して、口臭リスクを確認する。

そして、口臭リスクに対応したオーラルケア行動を実践し、その後は、通常通り接客対応を実施。自分で口臭リスクを確認してオーラルケア行動をすることで、接客時のスタッフの心情にどのような影響がもたらされるかをアンケートなどで調査・確認する。

「口臭ケアサポートアプリ」は、同社が保有するデータ(口臭の実測値と舌画像)をもとに、富士通クラウドテクノロジーズ株式会社(東京都中央区)のAI活用支援のサービスと株式会社エムティーアイ(東京都新宿区)が提供するアプリ開発のサービスを利用して開発したスマートフォンアプリケーション。

ユーザー自身が自分のスマートフォンにて舌を撮影すると、AIを活用して導き出したアルゴリズムによって、舌の汚れの状態が分析され、口臭リスクとして表示される。口臭リスクを自分で確認することで、オーラルケア行動を促すことを狙いとしている。これにより、対人関係における口臭に対する漠然とした不安が軽減され、積極的に人と会話できることが期待できる。

参考リンク
ライオン株式会社

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