JTB、提携医療機関100社・海外患者中国1位~美容経済新聞に公表

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2013.08.7

編集部

外国の患者を国内の病院、クリニックなどで治療するメディカルツーリズムに参入しているジェイ・テー・ビー(JTB)は「国内医療機関との提携が100社にのぼり海外の患者数で最も多く受け入れを行っている国が中国」というメディカルツーリズムの実態を美容経済新聞社に明らかにした。

同社は、2010年4月にメディカルツーリズム専門部署「ジャパン&メディカルツーリズムセンター」(JMHC)を設置。同時に、会員制医療事業を行うリゾートトラストと組んでメディカルツーリズム事業に参入した。同社が中国やロシアの提携旅行会社を通じて利用者を募集。リゾートトラストが経営コンサルを手掛ける医療機関で検査サービスを提供している。

事業開始以降、現在まで提携した医療機関は、徳洲会病院、亀田総合病院、虎の門病院、東京ミッドタウンクリニック、北海道のLSI札幌クリニック、北斗病院、群馬県・日高病院、東京都・日本医科大学健診医療センター、山梨県・ハイメディック山中湖、大阪府・NTT西日本大阪病院など全国100社にのぼる。また、聖心美容外科、東京ミッドタウン美容クリニック「ノア―ジュ」など美容クリニックと提携し、アンチエイジングなどの美容関連サービスの拡大も図っている。

JMHCは「これまで受け入れた海外患者累計は明らかにできないが、海外患者受け入れで最も多いのが中国。ここへきてロシア、東南アジアからの問い合わせが目立って増えてきた」と言う。

同社のメディカルツーリズム事業の特徴は、旅行業務は行わず、医療機関と患者の立場に立って医療ビザの発給手続きや提携病院に常駐者を派遣して多言語によるサービスの提供、患者家族の宿泊サービスなどを行うのが売り。「現時点でメディカルツーリズム事業は、課題、問題点が多い。未だ、道半ばの状態」(JMHC)として今後、ニーズに対応したサービス強化に取り組む方針。

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