英蘭系ユニリーバ、 GSKインドの健康食品事業を33億ユーロで買収

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2018.12.5

国際部

英蘭系ユニリーバは、3日、イギリスの大手製薬会社グラクソ・スミスクライン(GSK)がインド、バングラデシュなどで展開する健康食品ドリンク事業を33億ユーロで買収すると発表した。同社は、 健康食品分野および高成長新興市場におけるプレゼンスを拡大して収益力強化を狙う。

同社は、GSKの子会社GSKコンシューマー・ヘルスケア・インディアを買収してユニリーバのインド法人と完全合併して新会社を設立する予定。今回の買収には、 GSKバングラデシュリミテッド(GSKバングラデシュ)の株式82%のほか、 アジアの20主要市場における健康食品事業も含む。

GSKコンシューマー・ヘルスケアの主要飲料ブランドに麦芽飲料「 Horlicks(ホーリックス)」などがあり、2018年の売上高は5億5000万ユーロに達すると見通されている。この売上の大半がインド市場に集中しているという。

「ホーリックス」は1930年代にインドで発売されて以来、インドの消費者に 世代を超えて親しまれており、過去15年間にわたり2桁成長を記録している。
ヒンダスタン・ユニリーバの会長兼CEOであるSanjiv Mehta氏は、「この戦略的合併により、偉大なブランドを通じたポートフォリオを消費者のニーズに応えるよう新しいカテゴリーに拡大する予定です」などと発表文の中でコメントしている。

参考リンク
unilever.com

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