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米国皮膚科で多い疾患を特定

米国で多く見られる5つの皮膚疾患の受診傾向を調査した結果が5月15日、「 Journal of Clinical and Aesthetic Dermatology」オンラインに掲載された。

最新の米国National Ambulatory Medical Care Surveyデータ(2007~16年)を用いて、最も一般的な5つの皮膚疾患を訴えた患者の外来通院率を人口ベースの断面分析で調査した。

その結果、すべての専門分野で最も一般的な5つの皮膚診断は、それぞれ接触性皮膚炎、尋常性ざ瘡、日光角化症、良性皮膚新生物、および類表皮嚢胞だった。皮膚科医に限ると、日光角化症、尋常性ざ瘡、良性皮膚新生物が外来で診断された一般的な疾患だった。一方、非皮膚科医では、接触性皮膚炎、尋常性ざ瘡、類表皮嚢胞が一般的だった。これらの傾向は、研究期間を通して一定していた。皮膚科医で日光角化症および良性皮膚新生物が多くみられるのは、専門医の確定診断を求めて、プライマリ医からの紹介があるためと推察された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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