NISSHA、プラセンタやEGFのマイクロニードル化成功

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2019.02.7

編集部

NISSHA株式会社(京都府京都市)は、株式会社ホルスと協業し、プラセンタエキスやEGF(上皮細胞増殖因子)などの美容成分を配合した生体内溶解性マイクロニードルの製造に成功したと発表した。

今後、NISSHAはこれらのマイクロニードルを、美容機関の施術に着想を得たスキンケア材料として化粧品メーカー向けに提供する。

NISSHAは、マイクロニードル技術をスキンケア材料に応用する研究を重ねてきた。同技術はヒアルロン酸を主剤とした美容成分そのものを0.1mmレベルの微細な針状に成形することで、美容成分を角層内部へ直接注入することを可能にする次世代浸透技術だ。

一方ホルスは、天然物からのエキス抽出で独自の抽出技術を開発、世界最高レベルのプラセンタエキスを中心に化粧品・医薬部外品・健康食品・医薬品原料の分野で高品質な原料の製造・販売を行っている。

マイクロニードル技術には従来からヒアルロン酸以外にも、プラセンタエキスやEGFなどの美容機関でのニーズが高い美容成分を有効量配合することが期待されていた。しかし、通常のスキンケア材料が水や油を主剤としているのに対し、マイクロニードルはヒアルロン酸そのものを主剤としているため、従来のスキンケア処方技術では美容成分の配合が困難だった。

このほどNISSHAは、ホルスの技術協力のもと、同社の提供する美容成分をマイクロニードル化するのに最適な配合条件を確立し、ホルスの国産プラセンタエキスや、国産EGFなどの高品質な原料を有効量配合することに成功した。

参考リンク
NISSHA株式会社

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