資生堂が“泡”のクレンジング製剤を開発

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2019.03.17

編集部

資生堂は、優れたメイク落とし効果がありながら泡立てることが困難であった「バイコンティニュアスマイクロエマルション(BME)※1」の溶液を、泡状にすることに世界で初めて成功したと発表。

更にこの技術による泡は、泡がはじける時のエネルギーを利用してメイクを溶かしだすことができるこれまでにないもの(図1)。優れたメイク落とし効果と泡状にすることを両立し、泡が自発的にメイクを溶かしだす本技術により、メイク落としの基本価値である「メイクが落ちる」「さっぱりする」のみならず、「肌に負担をかけずに軽くなじませるだけでよく落ちる」「たれ落ちない」「洗い流しがしやすい」など、ユーザーが心地よく使える高付加価値のクレンジング製剤を実現した。

なお、同技術は2018年12月20日に開催された第83回日本化粧品技術者会(SCCJ)※2 研究討論会にて発表され、当社の渡辺啓主幹研究員が最優秀発表賞を受賞している。

※1:油と水の両方がそれぞれに連続した層をなす状態で、主にクレンジングオイルなどに用いられる構造
※2:THE SOCIETY OF COSMETICS OF JAPAN=化粧品産業の発展に寄与することを目的とした学術団体

 

参考リンク
資生堂グループ企業情報サイト

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