アメリカでプレステージ男性フレグランスの売上が堅調なようだ。グローバル情報会社NPDグループが、このほどリリースした報告書によると、2019年第１四半期のプレステージフレグランスの売上は前年同期比５％増で、男性用は前年同期比6％増と女性用（４％増）を上回る結果だった。父の日の前の6月3日〜16日の２週間で、男性用フレグランスの売上高は前年の同期間より10％増加しおおよそ800万ドルの売上増を記録したという。

NPDグループの美容業界アナリスト、Larissa Jensen氏は、 “ギフトシーズンに向けて新製品の市場投入が活発化することや、いくつかのトップクラスのブランドがより濃度の高い香水などの高級品を発売していることが市場の成長を牽引している”などと分析。

2018年に同グループがセンチメント調査をした結果、35％の男性が、自己が香りを楽しむだけでなく、他の人にもアピールすることができるような香りを付けることを好むと回答している。 最近は、贅沢品への需要が高まっているだけでなく、職人ブランドへの関心が高まっているようだ。