ヘンケル、米eSalon.comに投資、ヘアカラー事業拡大

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2019.07.30

国際部

独日用品・化学製品大手ヘンケルは、26日、アメリカのヘアカラー販売会社 eSalon.comの株式の51%を取得すると発表した。買収価格など詳細については明らかにされていない。eSalon.comの主力製品は、家庭用に個別にカスタマイズされたヘアカラーリングであり、ヘンケルはその有力なヘアカラーポートフォリオをさらに強化し、デジタルビジネスを拡大する。

ロサンゼルスに本社を置くeSalon.comは消費者の髪の色、髪質、希望のカラーリング色などを個別にカスタマイズしてヘアカラーをeコマースで販売および定期購入サービスを提供している。個別制作についてはスタイリストの専門知識と最先端のデュアル特許技術の独自の組み合わせにより実現が可能となった。2018年度の事業では、主に米国市場を中心に約3000万ドルの売上を達成。これまでに、米ファッション誌 Allureで「Best Home Hair Color」を4回受賞している。

ヘンケルのビューティケア事業を担当するエグゼクティブバイスプレジデント Jens-MartinSchwärzler氏は、「ターゲットを絞った投資を通じて、ポートフォリオとデジタル機能を強化することで、戦略の実行を推進し続けています。この合弁事業で、私たちはコアビジネスを成長させると同時に、革新的なデジタルビジネスモデルを拡大することを目指しています」などと述べている。

参考リンク
henkel.com
esalon.com

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