アメリカでスーパーフードを医薬品として摂取する傾向へ

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2019.09.24

国際部

アメリカで健康増促進のためスーパーフードを医薬品として摂取する傾向があるようだ。グローバル情報会社NPDグループがこのほどリリースした「アメリカ人の健康志望および行動調査」によると、 アメリカの成人の約4分の1が、健康的な食べ物と飲み物を選択することにより、健康または病状を管理しようとしているという。特に若い世代でこの傾向が強いようで、18〜24歳の年齢層は特に食事で健康を改善することに強い関心を持っている。

医薬品としての食品への関心の高まりは、新興スーパーフードによって証明されるかもしれないという。NPDが追跡している新しいスーパーフードの中で、消費者が最も試してみたい食品類はエルダーベリー、カンナビジオール(CBD)、マヌカハニーだった。エルダーベリーは 抗酸化物質を含み免疫システムを高めるため風邪やインフルエンザ予防対策に効果があると考えられており、カンナビジオール(CBD)は、痛み、不眠症、不安などの症状の治療に役立つ可能性があると考えられている。マヌカハニーはマヌカの花のハチミツであり、傷の治癒、のどの痛みの緩和、消化の改善などの効能が期待されている。

今後、注目されているスーパーフードとして霊芝キノコ、アシュワガンダハーブなどが取り上げられている。 霊芝キノコは、免疫システムを高めると考えられているアジアのキノコ類で、“インドの朝鮮人参”と呼ばれているアシュワガンダハーブは鎮痛剤として作用すると考えられている。

アメリカでは既に、ケール、キノア、アサイベリーなど、多くのスーパーフードが食生活のメインストリームになっており、無数の加工食品に取り入れられている。 NPDの食品および飲料業界のアナリストDarren Seifer氏は、「食品業界にとって新興スーパーフードの今後の軌道を理解することは、新製品への投資/開発に役立つ」などと述べている。

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