「見た目が若いと身体機能が高い」、ポーラ化成調査
2013.08.28
編集部
ポーラ化成工業はこのほど、実年齢と比較して若く見られる人は、老けて見える人と比較して身体機能が高いことを突き止めた。
実年齢よりも3歳以上若く見られる人は、3歳以上老けて見られる人と比較して血管の状態が良く、形状が太くはっきりと見え、動脈硬化などの血管障害を引き起こす血中の酸化LDLが低値であることも確認している。さらに、実年齢よりも8歳若く見られる人の身体機能を、実年齢より4歳老けて見られる人と比較すると、血中の酸化LDLに加えて安静時代謝量、集中力、口腔内免疫の各指標が良好な値を示した。また肌状態についても、実年齢より8歳若く見られる人の角層細胞は保水能力、保護力が高く、同年代と比較してシワが出来にくいことが分かった。
この調査は「実年齢よりも高い身体機能を維持している人は、見た目も若々しく保たれているのではないか」という仮説のもと、45歳から55歳までの健康な女性を対象に、身体機能と見た目の関連性について調べたもの。健常な成人女性22 名(45 歳から55 歳)を対象とし、身体機能として、血管状態・血液流動性(加速度脈波、静脈血流動性、爪上皮毛細血管状態)、血中ホルモン濃度(エストラジオール、DHEA-S、IGF-1)、中酸化LDL 濃度、免疫力(T 細胞数、唾液中IgA 分泌量)、自律神経活動度、 安静時代謝量 集中力(集中力判定テスト Stroop Color Word Test)について調査した。見た目については、被験者の素顔の全顔写真を撮影し、その写真を被験者と同年代(40 歳から60 歳)の一般女性18 名に見せ、各被験者の顔画像が何歳に見えるかを聞き取り、回答した年齢の平均値を、各被験者の「見た目年齢」とした。
同社は、「日常生活の中で食事内容や生活習慣を整えて体内を健全な状態に保つことは、肌の美しさ、若々しさを維持するためには重要な要素であることが示唆される」と見解を話している。