世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

米成人の20%近くがカンナビジオール(CBD)の利用経験あり

アメリカでカンナビジオール(CBD)は 一部の少数の人だけの特別な嗜好品ではなくなってきているようだ。グローバル情報会社NPDグループが9月25日にリリースした調査結果によると、アメリカの成人のほぼ20%がCBD製品を大麻が合法な州で試用した経験があり、その半数近くが最近、使用したという。

アメリカ市場ではCBDのスナック食品および飲料製品への導入が始まっている。消費者がこのアイデアに関心があり、試飲や試食に積極的な意見が多いので、同社は、 CBDの応用製品の開発が食品業界で急速に進む可能性を示唆している。

ただ、この反面、大多数のアメリカ人はCBDへ否定的な意見を持っている。CBD利用者にはがん、自己免疫疾患、 注意欠陥・多動性障害などの病状を持つリスクが高くなると指摘されていることも抑止力になっているという。アメリカの各州で大麻合法化が進む中、美容産業、食品産業へのCBDの採用の動向が注視される。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

  1. 世界の化粧品市場2025年展望:P&G・LVMH・ロレアルの戦略と日本企業の課題

  2. 資生堂、「女性研究者サイエンスグラント」の第16回受賞者決定

  3. 米バイオテクノロジー企業アミリス、CEO退任と世界的な人員削除を発表

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP