米国でBBクリームの市場投入加速化~英リサーチ会社ミンテル調査

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2013.08.29

編集部

アメリカのビューティ市場で、化粧品メーカーによるBBクリームの製品化が加速している、という調査結果をイギリスの調査会社ミンテルが8月21日発表した。

同社のリサーチでは2007年から2013年の間でカラーコスメティックのカテゴリーは13%増という緩やかな成長を続けている。アジア市場からのインスピレーションに沿って化粧品メーカーは競ってBBクリームをアメリカ市場に投入、この数年でBBクリームは新アイテムとして台頭した。2013年は前年に比べて50%近い製品数の増加率でブランドと種類が豊富になっている。

化粧品とスキンケアの利点を組み合わせたBBクリームは、現在、メイクアップ製品のカテゴリーの中ではまだ、利用率は低い存在である。リサーチ対象者の29%がBBクリームの愛用者で、これに対し、対象者の68%はファンデーション、69%はブラッシャー、64%はパウダー、61%はコンシーラー、39%はプライマーを愛用しているという。ミンテル社のパーソナルケア業界のアナリスト、Shannon Romanowski氏は、アメリカ人は多機能を好むので、BBクリームのような多機能でしかも時間短縮とお金の節約を兼ね合わせる製品市場は、今後も上昇軌道を続伸するだろうとコメントしている。

同時に発表したリサーチ結果をみると、化粧品の中で最も利用するアイテムはファンデーション、リップスティックではなくマスカラだった。リサーチ対象者の53%がマスカラを着用すると答え、アメリカではマスカラの愛用者が多いという興味深い結果が得られた。その他の着用アイテムは、リップグロス(48%)、リップスティック(45%)、アイライナー(45%)、ファウンデーション(45%)、ブラッシャー(43%)、アイシャドー(42%)という順位だった。

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