高たんぱく食は腎臓に害を与える可能性がある

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2019.11.20

国際部

高たんぱく食が慢性腎臓病リスクを上げるかもしれないという研究結果が1118日、ERA-EDTA(欧州腎臓協会欧州透析および移植協会)からニュースリリースされた。

健康と美容に関心が高い人々の間で、炭水化物をたんぱく質で置き換える高たんぱく食の人気が高い。しかし、腎臓病の研究者らは、「カロリーは減らすことができるが、腎臓の健康を損なう可能性もある」として、この新しい食習慣に疑問を呈し、注意を喚起するラベルを付ける必要があると考えている。医療の現場では特に糖尿病や肥満の人に推奨される高たんぱく食は、実際には体重が減少するだけでなく、腎機能が大幅に低下する事例がみられるという。慢性腎臓病のリスクが高い人、すなわち糖尿病、肥満、腎臓障害、そしておそらく高齢者にも高たんぱく質食の推奨には注意を必要とすると研究者は述べている。高たんぱく食と慢性腎臓病の関係についてのこの新しい知見は、ERA-EDTA公式学会誌の「Nephrology Dialysis Transplantation」に掲載された。

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