中国でミッドフェイスリフト術の評価
2020.02.28
国際部
ミッドフェイスリフト手術の評価を行った中国の論文が2月17日、「Dermatologic Surgery」オンラインに掲載された。
ミッドフェイス(中顔面。目の下から口くらいまでの部分を指す)の若返り術は、加齢の兆候が出やすい部分であるだけに重要視されている。西洋人に比べて、アジア人では頬骨、下顎(エラ)、真皮の厚み、瘢痕形成に特徴があるとされる。今回、Chinese Academy of Medical Sciences and Peking Union Medical Collegeの整形外科医院の研究者らによって、アジア人のミッドフェイスリフトの術法をレビューし、その臨床結果を評価された。
研究は、加齢によるミッドフェイスリフトを希望する116人のアジア女性を対象とした。対象者は全員、下瞼切開術1回、額切開2回の若返り手術を受けた。臨床結果は、写真を使用して客観的に、また、患者満足度調査によって主観的に評価された。
その結果、すべての患者は、大きな合併症なしで順調に回復し、高い患者満足度(94%)が達成された。症状の改善スコアは、下顔面よりも頬、鼻溝、鼻唇溝の改善レベルが高いことを示した。