ドイツ国内での永久脱毛施術率を調査した結果が3月13日、「Journal of Cosmetic Dermatology」オンラインに掲載された。

個人が自身の体に持つイメージの変化に伴い、ドイツでは永久脱毛をする人が増加中である。今回は、2016年9～10月にかけて行われた全国アンケート調査から、現在のドイツの永久脱毛実施率とその特性、男女の違いなどを分析した。

アンケート調査には、無作為に抽出された14歳から94歳までの男女合計2510人が参加した。女性の69％、男性の41％が永久脱毛を受けており、性別の影響は明らかだった。より高い教育レベル、所得、また都市部に居住していることは、男性と女性ともに脱毛と有意な関連を示していた。さらに、自分の体に対する他者からの態度に関連した大きな違いが、脱毛経験者と非経験者の間でみられた。研究者らは、「ドイツでは、自然のままの体毛から、人為的な無毛の体へと理想の”移行”がみられる」としている。